今日から9月です。
ですが今日の札幌は非常に蒸し暑く残暑の予感がします。
先週末に手ぬぐいを替えたばかりなのですが
替えたとたんに売れ出してしまい
在庫が無くなってしまったので急遽交代です。
今週の手ぬぐいは「テントウ虫」です。
白地に「大小のテントウ虫」と「葉っぱ」を配しています。
赤と緑のコントラストがキレイですね。
指に乗せると上へ上へと昇っていくところから
お天道様に向かっていくという意味で「天道虫」という字でも書かれます。
また、草花の害虫であるアブラムシを食べる種類は益虫として
農薬代わりにつかわれる生物農薬として活用されています。
英名では「Ladybug、Ladybird、Ladybeetle」などと呼ばれ
丸く鮮やかな色合いから「貴婦人」の愛称を付けられています。
そして、9月に入ったので玄関に置いていた
ガラス器から落ち着いた土物の器に替え
細かい砂利を敷き、
開店祝いに貰った花にあしらわれていた苔むした石を
コツコツ育てていたので、それを置きました。
日当たりがよいので不安ですが
これからの時期、ススキなども飾っていきたいですね。
今日の札幌は曇り空です。
まだ8月だというのに曇りの日が多く、
気持ちよい快晴の日が少なかったように思います。
季節はずれの残暑が来るのでしょうか?
全国的に豪雨の被害が出ているようですね。
以前、祖母の家が床上浸水してしまい
町全体を含め復旧作業が非常に大変だった事が
ニュースで流れるたびに思い起こさせます。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
さて、そんな雨が続き台風シーズンに向かい始める
今の時期に飾る一枚
今週の手ぬぐいは「蛙」です。
生き物シリーズが続きます。
白地に「カエル」と「蓮の葉」、
そして飛び跳ねるときに出る「波紋」の柄を配しています。
ユーモラスなカエルの表情が可愛いですね。
カエルやセミ、鈴虫そしてコオロギなど
虫たちの奏でる声が、その時々の季節を感じさせます。
店の周辺には庭のある家が多く
先日、帰り道に歩いていると鈴虫の鳴く音が聞こえ
「しばらく聞くことがなかったなぁ・・・」と感慨深くなりました。
イヤホンから好きな音楽を聴きながら歩くのも良いですが
たまに自然の音に耳を傾けてみるのも良いものですよ。
今日の札幌は気持ちよい晴天です。
ですが、やはり朝晩の涼しさは肌寒ささえ感じさせ、
秋へ変わっている実感があります。
そんな晩夏から秋にかけて飛び交う虫といえば
そう、今週の手ぬぐいは「蜻蛉(とんぼ)と渦巻」です。
先週に引き続き「虫」シリーズとなりました。
水色の地色に白でトンボと渦巻の柄を配しています。
さながら、鮮やかな水面の上を飛び交い
水の中に卵を産み付ける様を表しているようですね。
トンボは勝虫(かつむし)とも呼ばれ、
戦国武将の縁起担ぎとして様々な武具や装飾として用いられてきました。
また、ゆかたや絣の柄としても
古くから庶民に馴染みのある柄として親しまれています。
「勝ち」、縁起を担いで身に付けてみませんか?
今年は例年に比べ真夏日が少ないような気がします。
今一つ夏らしい日が少ないまま秋になってしまうのでしょうか?
個人的には寂しい気もしますが
洋服屋としては、晩夏になってから暑い日が続いて欲しくないですね。
お盆に入り、近所のお店もお盆休みに入っています。
そんなお盆の時期に飛び交う虫といえば、
そう、今週の手ぬぐいは「ほたる」です。
小さく照らす明かりと草花の色合いが
何とも言えぬ涼しさを醸し出しています
夏を代表する虫で、とくにお盆の時期に掛けてよく見かけます。
といっても子供の頃にはよく見たものですですが
最近は見たことはありません。
もっとも、大きくなるにつれ
そういった場所にも行かなくなったのもあるのでしょうが。
古くから、お盆の時期に見かけることから
亡くなった者の魂という表現が多いです。
大きい種類は「源氏」、小さな種類は「平家」と呼ばれ
戦国時代の名残りも残っています。
今日の札幌も夏らしい日差しの暑い一日となりそうです。
まだまだ暑い日が続いていますが、
秋の味覚の象徴でもあるサンマを食したり
合体したトンボを見かけたり、と
静かに、そして間違いなく近づいている秋の足音。
その気配を感じながら
残り短い北の夏を楽しみたいものです。
そんな、まだまだ暑い日には欠かせない小道具
今週の手ぬぐいは「うちわ」です。
やはり白と青のコントラストは爽やかさが有りますね。
所々水色を差しているところも色合いを引き立たせます。
浮世絵の夏女などが必ず手にしているように、
古くから暑さを凌ぐため、そして夏を象徴する小道具の一つでもあります。
たまにはエアコンの人工的な涼しさではなく
うちわ片手に夕涼みしてみるのも一興ではないでしょうか。