いろんなコーディネートが出来るようになり楽しくなりますね。
店に来られた方ならご存じでしょうが重ね着が好きです。
必ずシャツを着て何か合わせています。
冬場は、むしろ周りから「なんでそんなに着てるの?」と言われるくらい着ています。
よく、「重ね着が難しい」とか「重ね着できない」とか言われますが
あまり難しく考える必要はありません。
ピンクが鮮やかな「ちりめんシャツ」です。
結構着こなしが難しいとか思われがちですが
かすれたデニムの「キルティングジャケット」と合わせ
首元にシャツと同系色で強い色を合わせると意外とすんなりいきますよ。
どうです?
インディゴとピンク、そしてインナーのTシャツを白にすることにより
青・ピンク(赤)・白の3色でまとめると収まりが良いです
これは「トリコロール」と呼びますね。
これからの時期、どうしてもアウターの色が暗くなりがちなので
ちょっとこういった綺麗な色あいをインナーにして合わせたいですね。
こんな感じで提案もしていきたいと思いますので、お楽しみに。
それでもここ数日の寒さは和らぎ過ごしやすい一日となりそうです。
世界各地にはそれぞれ、
その地の季候や風土そして街並みに映える色というのがあります。
代表的なのは「ブリティッシュグリーン」
厚い雲に覆われる事の多いイギリスで映える色です。
その他にも「フレンチブルー」や「イタリアンレッド」など称される色があります。
もちろん日本にも世界に代表する色があります。
「ジャパンブルー」そう「藍色」です。
特に世界にその藍色を知らしめたのは陶器「古伊万里」です。
そんな古伊万里などの陶器の模様に多く使われている柄
今週の手ぬぐいは「蛸唐草」です。
深い青色の地色に落ち着いた鼠色で
蛸の足のような吸盤を模した唐草模様を配しています。
唐草模様自体は仏教美術の東伝と共に伝わった蔓模様ですが
そこに日本独特の感性で洒落た模様に変化させた模様です。
ちなみに「無風」のオリジナルでも「蛸唐草Tシャツ」は有るんですよ。
今日の札幌は秋晴れの、というか
いまだに残暑厳しい、というか
良く晴れた晴天の一日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが
まさか北海道でこの言葉が当てはまるとは思いませんでした。
秋の高い空に飛び交う鳥たちは
非常に気持ちよさそうでもあり
これから冬に向かっての準備をしているようでもあります。
そんな今週の手ぬぐいは「並び千鳥」です。
白地に青く彩られた鳥たちが規則正しく並んでいます。
こういった千鳥模様は平安時代から
様々な所に使われていますが
これは南部千鳥文様をアレンジしたもので
主に着物(普段着)などに使われていました。
魚などでもそうですが
小さい生き物がピッタリとくっつき規則正しく並んで移動するのは
その形を大きく見せることにより
天敵から身を守る意味もあるそうです。
かなり前ですがホームページの壁紙に使ったこともあるんですよ。
これは千鳥文様と青海波文様を組み合わせたものですね。
また使うかもしれませんよ。
今日の札幌は時々曇ったりしますが晴れ間が多く出
暑くも寒くもなく過ごしやすく気持ちの良い一日です。
ですが朝晩はすっかり涼しくなり
帰り道などは半袖では肌寒くなってきました。
秋と言えば、「食欲の秋」・「読書の秋」などありますが
やはりここは「芸術の秋」を押してみましょう。
日本が誇る伝統芸術「歌舞伎」も
最近少しずつ面白さが分かってきました。
ぜひ一度生で見てみたいですね。
歌舞伎の世界を「梨園」と呼びますが
実は当店で取り扱っている手ぬぐいを作っている問屋が
創業130年の老舗・東京日本橋 戸田屋商店でして
「梨園染」の別名のとおり歌舞伎柄や江戸小紋などに精通しております。
ということで
今週の手ぬぐいは「市村格子」です。
薄い青地に紺色で文字が入れられおり
その文字を囲むように線で格子が組まれています。
ですがなぜこれが「中村格子」なのでしょうか?
ご覧の通り「中」と「ら」は文字ではいっているので
これが『中○ら』となるのは分かると思います。
では、「む」はどこに有るのでしょう?
実は格子を組んでいる線であらわしています。
五本の細い線と一本の太い線で格子を組んでいるのですが
線の数を合わせて六本となります。
そう、この「六」=「む」となります。
ちなみに中村屋とは中村勘三郎家に代々伝わる屋号ですので
楽屋や浴衣などに使われています。
他に有名な物では七代目市川団十郎が役柄を演じる際に考案した
「鎌」と「○(輪)」と「ぬ」の柄であらわす「かまわぬ」があります。
あえて、全てを文字で入れるのではなく
線の組み方や物の名前で読ませる
これが江戸の粋、楽しみ方だったのでしょう。
テレビなどで映されたときに目にすることが出来るかもしれません
チョット気にしてみるのも別な楽しみ方かもしれませんね。
また「中村さん」に贈ってあげると喜ばれるかも?
今日の札幌は晴れたり曇ったり、そして適度な風が吹き
すごしやすく気持ちの良い一日です。
最近は、秋の味覚サンマもいよいよ脂がのりはじめ
煮ても焼いても美味しくなりました。
またサバも脂がのって美味しいですよね。
そんな魚大好きが飾る
今週の手ぬぐいは「小魚」です。
深い青色の中に白抜きで
たくさんの小魚を散りばめています。
小魚の代名詞といえば「イワシ」ですが、
生まれたばかりの身体の透き通ったものは「シラス」
もう少し大きくなると「ゴマメ」
素干しにすると「イリコ」、さらに大きいものは「ニボシ」
そして10cm以上のイワシの目に藁を通したものは「メザシ」と
その大きさや状態によって様々な呼び名があるそうです。
そのくらい人々に馴染みの深い魚なんですね。
ちなみにメザシは常に頭から丸かじり
旬サンマの塩焼きは腹ワタを絡めて食べるのが大好きです。