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2024/05/16 22:03 |
今週のてぬぐい 24

今日から12月、いよいよ今年も残すところ
あと一ヶ月となりましたね。

今月12月は年末年始まで無休で営業いたします。

今日の札幌は、昨日の夕方から降り積もった雪を溶かすように
気持ちよく晴れ暖かい日差しの一日です。
それでも、日の当たらない場所は白いままで氷も残り
歩くときは気を付けないといけませんね。

そんな真っ白い雪の似合う景色に欠かせない
今週の手ぬぐいは「竹」です。

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白地に鮮やかな緑で竹の幹と葉を描いています。

一年中青々として真っ直ぐに伸びる姿から清浄な植物とされ
神事などにも用いられて縁起の良いものともされています。
これから年始に飾られる門松などにも使われています。
「竹取物語」や「舌切り雀」などの昔話、
「竹を割ったような性格」や「破竹の勢い」など
日本に古くから親しまれている植物ですね。

松・梅と並び寒い冬を耐える姿から
中国画で「厳寒の三友」と呼ばれ
そこから縁起のよい柄「松竹梅」と称されるようになったそうです。

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2008/12/01 13:54 | Comments(0) | TrackBack() | 店内
今週のてぬぐい 23
今月二度目の三連休最終日
今日の札幌は、先日積もった雪はほぼ溶け
晴れ間が出ているものの冷え込みは厳しく冷たい風が吹いています。

例年ですと雪が降ってもすぐに溶けてしまうのですが
今回は寒さが厳しいのもあってか溶けるまで時間が掛かり
路面に残った氷を見ると一気に冬になった感じがします。

そんな雪の結晶を思わせる
今週の手ぬぐいは「蛸足絞り」です。

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白地に淡い青と濃い青を使って、大小の模様を配しています。

蛸足絞りは、布地を糸で細かく縫ったり括ったりして染める「絞り染め」の技法の一つで
その模様が蛸の足のように見えることから呼ばれています。

古くから手ぬぐいの模様に使われてきており
江戸時代に描かれた浮世絵などにもよく登場しています。

色合い的には夏らしくもありますが
なんとなく雪の結晶を思わせるので、あえて今の時期に飾ってみました。

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2008/11/24 11:59 | Comments(0) | TrackBack() | 店内
今週のてぬぐい 22
今日の札幌は、昼までは晴れていましたが徐々に厚い雲に覆われてきました。
午後からは雪も降るようで寒さが厳しくなりそうです。

北海道ではあまり馴染みがないのですが、今日は「二の酉」です。
開運・商売繁盛の神と信仰される日本武尊を祀る
関東始め各地の鷲神社で酉の市が行われています。
酉の市で有名なのは「縁起熊手」ですね。
鷲の爪に似せた熊手で「福を掻き集める」「福を鷲掴みする」という言われだそうです。

そんな縁起物の一つでもある
今週の手ぬぐいは「ダルマ(黒)」です。
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薄い茶色の地色に黒で厳つい表情をした達磨の柄を入れており
黒く塗りつぶしてあるものと
シルエットだけ書かれているもの
それぞれ反転させて描かれています。

もう、達磨の由来は説明するまでもありませんね。
柄としては古くから男性の浴衣や羽織の裏などに使われており
粋な柄とされてきました。


大願成就して達磨の両目を塗りつぶすなんて事は
ここ最近すっかりご無沙汰しています。

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2008/11/17 12:39 | Comments(0) | TrackBack() | 店内
今週のてぬぐい 21

今日の札幌は晴れていますが
風が冷たく感じます。

夜、仕事を終えて帰る頃になると
寒さも一段と感じるようになってきました。
そんな時は、栄養満点で身体を暖めてくれる物が食べたくなりますね
そろそろ鍋の季節です。

そんな身体を芯から暖めてくれるスパイス
今週の手ぬぐいは「とうがらし」です。

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赤い地色を小さな唐辛子の柄で白く抜いています。
鮮やかな赤は爽やかな辛さを感じさせますね。

本鷹・鷹の爪・八房などの日本産の唐辛子は
世界中で最も品質が良く
辛み・風味・色調ともに優れています。
また、唐辛子の辛みの成分は漢方で
肺炎やリウマチの薬としても使われています。
カプサイシンやポリフェノールも豊富に含まれているので
毎日摂っても良いそうです。


と、毎日何にでも一味唐辛子をかけているのですが
今年1月に浅草に行った時に買った
七味唐辛子の美味しさにも気付きました。
 

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2008/11/10 13:42 | Comments(0) | TrackBack() | 店内
今週のてぬぐい 20

三連休の最終日、
今日の札幌は抜けるような青空でしたが、
昼過ぎから雲が出てきて崩れてきました。


前々回の記事「円山散策」で七五三の話題について触れましたが
本来は11月15日に行われるようですが
北海道では寒さの関係で10月に行われます。
せっかくの晴れ着が雪で汚れてしまっては大変ですからね。

そんな古くから着物や織物に使われてきた古典的な柄
今週の手ぬぐいは「矢絣」です。
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紫色の地色に白で矢羽の柄を抜いています。

日本では非常に古くから使われている模様で、
本来は矢羽模様の絣を指していたそうです。
江戸時代には、結婚の際に矢絣の着物を持たせると
出戻ってこない(射た矢が戻ってこないため)といわれるようになり、
縁起柄とされるようになったため、
小紋などにも矢羽模様が使用されるようになり、
矢羽模様をさして「矢絣」と呼ぶようになったそうです。

明治・大正の時代に女学生の間で
袴に合わせる着物の柄として大流行し
(「はいからさんが通る」という漫画でも着てましたね)
今では、卒業式で着られるのがよく見られますね。

また最近ではテレビや映画などで大奥の女中が着ている柄としても
目にすることが多いかと思います。

そんな衣装や柄をちょっと気にして見てみると、
また違った楽しみ方も出来ますよ。

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2008/11/03 12:10 | Comments(0) | TrackBack() | 店内

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