普段着屋「無風」別館

今日の札幌は、昨日からの冷え込みで夜に降り出した雪が
朝には７ｃｍほど積もり、一面銀世界となっていました。

現在も雪は降り続いていますが、
蓄えられた地熱で徐々に溶けだしています。
１０月末に初雪で積もって以来
約一カ月振りの積雪となり、しばらくは降っては溶けを繰り返しながら
いよいよ「冬本番へと突入！」といった所でしょうか。

そんな雪の結晶を思わせる
今週の手ぬぐいは「蛸足しぼり」です。






白地に、青のグラデーションで絞り模様の一つ
「蛸足絞り」の柄を大小散りばめています。
（柄であって、実際に絞っているわけではありません）
白と青のグラデーションが爽やかで冷たさすら感じさせてくれますね。

柄の中央部分となる場所を鈎状の針で引っかけ
放射状に生地を抓んでいき、
糸を堅く巻き付けて模様を付けていきます。


絞り模様には、様々な技法による多彩な模様があり
着物などでは一枚作るのに
熟練の職人が一年がかりで作るものも珍しくありません。
そういった職人は、大体女性で
本来農作業の行われない冬の時期などに作られ
集落単位で技術の継承が行われいるため
集落名を冠した「●●絞り」など呼ばれ今で言うブランドにもなっています。

素晴らしい技術、絶やさないように守っていきたいですね。

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