狸小路の時に扱っていたお香の取り扱いを再開しました。
扱うお香は、京都に本店を構える
創業宝永二年 各宗大本山御用達
香老舗 松榮堂
たくさんある種類の中から、
以前扱っていた季節の花々を感じさせる
「季節の風 花咲・卯月・涼暮・時雨・春待・早苗」(二十本入り) 各840円
と、今回新たに伝統的な香りの詰め合わせ
「芳輪 京五彩」(天平・室町・元禄・堀川・二条の五種各四本入りセット) 1,050円
そしてこちらは、四季の移ろいを手書きで描いた
四季の香立て 各525円
さらに今回は、シンプルな香皿も揃えました。
四方香皿(瑠璃色・水色・クリーム色) 各525円
もう、全て名前からして違いますね。
松榮堂さんが創業の宝永二年は1705年で江戸時代中期
ほぼ同じ時期に創業したものでは
以前製造日の偽装で世間を賑わせた伊勢の「赤福」があるようです。
お香は、そのものの香りと
火を付けた直後、そして時間が経ってからの香りとで違いがあり
とても奥深く、楽しいです。
特に当店で扱う種類は、花の香りなど
身近に感じている香りを表現してるものが多いので
線香臭いなどと嫌わずに一度試してみてはいかがでしょうか。
そして、お香には「香道」といって想像を超えるような
もっともっと奥の深いものがあるそうです。
今日から9月です。
ですが今日の札幌は非常に蒸し暑く残暑の予感がします。
先週末に手ぬぐいを替えたばかりなのですが
替えたとたんに売れ出してしまい
在庫が無くなってしまったので急遽交代です。
今週の手ぬぐいは「テントウ虫」です。
白地に「大小のテントウ虫」と「葉っぱ」を配しています。
赤と緑のコントラストがキレイですね。
指に乗せると上へ上へと昇っていくところから
お天道様に向かっていくという意味で「天道虫」という字でも書かれます。
また、草花の害虫であるアブラムシを食べる種類は益虫として
農薬代わりにつかわれる生物農薬として活用されています。
英名では「Ladybug、Ladybird、Ladybeetle」などと呼ばれ
丸く鮮やかな色合いから「貴婦人」の愛称を付けられています。
そして、9月に入ったので玄関に置いていた
ガラス器から落ち着いた土物の器に替え
細かい砂利を敷き、
開店祝いに貰った花にあしらわれていた苔むした石を
コツコツ育てていたので、それを置きました。
日当たりがよいので不安ですが
これからの時期、ススキなども飾っていきたいですね。
今日の札幌は曇り空です。
まだ8月だというのに曇りの日が多く、
気持ちよい快晴の日が少なかったように思います。
季節はずれの残暑が来るのでしょうか?
全国的に豪雨の被害が出ているようですね。
以前、祖母の家が床上浸水してしまい
町全体を含め復旧作業が非常に大変だった事が
ニュースで流れるたびに思い起こさせます。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
さて、そんな雨が続き台風シーズンに向かい始める
今の時期に飾る一枚
今週の手ぬぐいは「蛙」です。
生き物シリーズが続きます。
白地に「カエル」と「蓮の葉」、
そして飛び跳ねるときに出る「波紋」の柄を配しています。
ユーモラスなカエルの表情が可愛いですね。
カエルやセミ、鈴虫そしてコオロギなど
虫たちの奏でる声が、その時々の季節を感じさせます。
店の周辺には庭のある家が多く
先日、帰り道に歩いていると鈴虫の鳴く音が聞こえ
「しばらく聞くことがなかったなぁ・・・」と感慨深くなりました。
イヤホンから好きな音楽を聴きながら歩くのも良いですが
たまに自然の音に耳を傾けてみるのも良いものですよ。
今日の札幌は気持ちよい晴天です。
ですが、やはり朝晩の涼しさは肌寒ささえ感じさせ、
秋へ変わっている実感があります。
そんな晩夏から秋にかけて飛び交う虫といえば
そう、今週の手ぬぐいは「蜻蛉(とんぼ)と渦巻」です。
先週に引き続き「虫」シリーズとなりました。
水色の地色に白でトンボと渦巻の柄を配しています。
さながら、鮮やかな水面の上を飛び交い
水の中に卵を産み付ける様を表しているようですね。
トンボは勝虫(かつむし)とも呼ばれ、
戦国武将の縁起担ぎとして様々な武具や装飾として用いられてきました。
また、ゆかたや絣の柄としても
古くから庶民に馴染みのある柄として親しまれています。
「勝ち」、縁起を担いで身に付けてみませんか?
今年は例年に比べ真夏日が少ないような気がします。
今一つ夏らしい日が少ないまま秋になってしまうのでしょうか?
個人的には寂しい気もしますが
洋服屋としては、晩夏になってから暑い日が続いて欲しくないですね。
お盆に入り、近所のお店もお盆休みに入っています。
そんなお盆の時期に飛び交う虫といえば、
そう、今週の手ぬぐいは「ほたる」です。
小さく照らす明かりと草花の色合いが
何とも言えぬ涼しさを醸し出しています
夏を代表する虫で、とくにお盆の時期に掛けてよく見かけます。
といっても子供の頃にはよく見たものですですが
最近は見たことはありません。
もっとも、大きくなるにつれ
そういった場所にも行かなくなったのもあるのでしょうが。
古くから、お盆の時期に見かけることから
亡くなった者の魂という表現が多いです。
大きい種類は「源氏」、小さな種類は「平家」と呼ばれ
戦国時代の名残りも残っています。