午後からは雪も降るようで寒さが厳しくなりそうです。
北海道ではあまり馴染みがないのですが、今日は「二の酉」です。
開運・商売繁盛の神と信仰される日本武尊を祀る
関東始め各地の鷲神社で酉の市が行われています。
酉の市で有名なのは「縁起熊手」ですね。
鷲の爪に似せた熊手で「福を掻き集める」「福を鷲掴みする」という言われだそうです。
そんな縁起物の一つでもある
今週の手ぬぐいは「ダルマ(黒)」です。
薄い茶色の地色に黒で厳つい表情をした達磨の柄を入れており
黒く塗りつぶしてあるものと
シルエットだけ書かれているもの
それぞれ反転させて描かれています。
もう、達磨の由来は説明するまでもありませんね。
柄としては古くから男性の浴衣や羽織の裏などに使われており
粋な柄とされてきました。
大願成就して達磨の両目を塗りつぶすなんて事は
ここ最近すっかりご無沙汰しています。
今日の札幌は晴れていますが
風が冷たく感じます。
夜、仕事を終えて帰る頃になると
寒さも一段と感じるようになってきました。
そんな時は、栄養満点で身体を暖めてくれる物が食べたくなりますね
そろそろ鍋の季節です。
そんな身体を芯から暖めてくれるスパイス
今週の手ぬぐいは「とうがらし」です。
赤い地色を小さな唐辛子の柄で白く抜いています。
鮮やかな赤は爽やかな辛さを感じさせますね。
本鷹・鷹の爪・八房などの日本産の唐辛子は
世界中で最も品質が良く
辛み・風味・色調ともに優れています。
また、唐辛子の辛みの成分は漢方で
肺炎やリウマチの薬としても使われています。
カプサイシンやポリフェノールも豊富に含まれているので
毎日摂っても良いそうです。
と、毎日何にでも一味唐辛子をかけているのですが
今年1月に浅草に行った時に買った
七味唐辛子の美味しさにも気付きました。
三連休の最終日、
今日の札幌は抜けるような青空でしたが、
昼過ぎから雲が出てきて崩れてきました。
前々回の記事「円山散策」で七五三の話題について触れましたが
本来は11月15日に行われるようですが
北海道では寒さの関係で10月に行われます。
せっかくの晴れ着が雪で汚れてしまっては大変ですからね。
そんな古くから着物や織物に使われてきた古典的な柄
今週の手ぬぐいは「矢絣」です。
紫色の地色に白で矢羽の柄を抜いています。
日本では非常に古くから使われている模様で、
本来は矢羽模様の絣を指していたそうです。
江戸時代には、結婚の際に矢絣の着物を持たせると
出戻ってこない(射た矢が戻ってこないため)といわれるようになり、
縁起柄とされるようになったため、
小紋などにも矢羽模様が使用されるようになり、
矢羽模様をさして「矢絣」と呼ぶようになったそうです。
明治・大正の時代に女学生の間で
袴に合わせる着物の柄として大流行し
(「はいからさんが通る」という漫画でも着てましたね)
今では、卒業式で着られるのがよく見られますね。
また最近ではテレビや映画などで大奥の女中が着ている柄としても
目にすることが多いかと思います。
そんな衣装や柄をちょっと気にして見てみると、
また違った楽しみ方も出来ますよ。
予想最高気温は11℃となりました。
今週中に平地でも雪が降るそうです。
昨年まで店のあった狸小路商店街はアーケードが付いていたので
店の前の雪かきをするという習慣が無かったのですが
今年は路面に店を構えたので
今度は店の前と駐車場の雪かきをしなくてはなりません。
今から考えるだけで憂鬱になります。
そんな寒い日の休憩にホッと一息させる
今週のてぬぐいは「おせんべい」です。
濃い橙色の地色に黒でせんべいと
湯気の出ているやかんの柄を配しています。
せんべいは海苔煎餅が多く海苔の位置も微妙に違っており
所々にゴマ煎餅も混じっております。
やかんからは白い湯気も出ていますね。
醤油の香ばしい香りが漂ってくるようです。
珍しい色合いですから
手ぬぐいとしてだけでなく
小物なんかを作っても楽しいかもしれませんね。